概要
Linuxプログラミングインタフェース18章2節の シンボリックリンクについて、学んだことのメモ
- 作者: Michael Kerrisk,千住治郎
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/01
- メディア: 大型本
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シンボリックリンクとは
シンボリックリンクとは、他のファイルのファイル名を自身のデータとして持つ特殊なファイル
シンボリックリンクは、ハードリンクとは異なるもので、参照先のファイルのリンクカウントには影響を与えない。
このため、参照先のファイルの情報を ls -liで確認しても、リンクカウントが増えない。
参照先ファイルが削除された場合、シンボリックリンク自体は残るが、参照先をたどることができなくなる。
このようなシンボリックリンクを danglink linkという。
また、最初から存在しないファイルを参照するようなシンボリックリンクも作成可能。
異なるファイルシステム間でのリンクについて
i-nodeは、同一ファイルシステム内のみ一意である。ハードリンクは、i-nodeを参照するため、異なるファイルシステム間のハードリンクはできないようになっている。
シンボリックリンクでは、参照するのはi-nodeでなくファイル名であるため、異なるファイルシステム上のファイルも参照できる。
さらに、ハードリンクではディレクトリに対する参照はできないが、シンボリックリンクではディレクトリを参照することができる。